矯正治療のQ&A

 

矯正治療でよくある質問

 

矯正治療全般のQ&A

 

 

裏側矯正(見えない矯正)に特有の疑問

 

 

インプラント矯正のQ&A

 

 

部分矯正のQ&A

 

 

クイック矯正(審美治療で歯並び改善)のQ&A

 

 

 

 

矯正治療って痛いですか?

 

痛みと言っても、小学生が我慢できる程度の痛みです。

矯正治療を行うと、歯の周りで色々な反応が生じます。その反応の中で痛みを起こす化学物質が作られるのです。  

それが、矯正治療中の痛みの原因です。 

 

適切な力であれば、その痛みは処置後2、3日ほど続いて自然と消えていきます。その痛みも、歯が浮いたような&締め付けられるような痛みで、虫歯などのときの様なズキズキするような痛みとは異なります。

 

レベル的には小学生が我慢できる程度であり、仕事も手につかないとか、 痛み止めを服用しなくてはいけないなどというひどいものではありません。日常生活を過ごす上で、決して妨げにはならないはずです。

 

また、普段の痛みが消えても、ご飯を食べると痛い、という状態が矯正治療中は続くことが多いです

 

コレは通常の力には慣れても、ご飯を食べると、噛む力が新たに加わるためです。一時的な負担過重です。 

 

普段がどうもないレベルであれば、慣れてもらうしかありません。頑張って食べていれば、体が順応して、必ずだんだんと食べれるようになります。最初は食べれなかったものが、結構食べれるようになってきます。

一般的には上で説明したとおりです。

しかし、中にはほとんど痛みらしい痛みを感じることのないまま、矯正治療が終わる方もいます。かと思えば、えー、コレで痛いの?というように普通の方よりも痛みをやや感じやすい方もおられます。

 

本当に個人差の世界です。

 

でもどんな場合であっても、小学生が我慢できる程度!という原則は変わりません。

それを越して痛いと思うときには、必ず、遠慮なく、お電話をください。
痛みが弱くなるように、必ず調整します。

確かに、痛みというのは歯が動いている時の一つに証拠ではあるのですが、痛いから動くわけではありません。

 

痛みが強すぎる時というのは、一般に力も強いので力を加えられた歯の周囲の血管が押しつぶされすぎていることが多いのです。そうなると、血管から歯が動く反応を進める化学物質はあまり出ずに、痛みを起こす化学物質だけはたくさん出てくる、となるのです。

 

痛いけれど、歯は動かない、誰も褒めてもくれない、と何も良いことがありません。

矯正歯科治療が始まり慣れて来ても、新しい矯正用アーチワイヤーに交換した日などは、痛みがジワリと再発(?)することもあります。

新しい矯正力が加わって、新しい反応が歯の周りで起きた結果です。

 

 

大人の矯正の方が子供よりも痛いのですか?

 

そういうことは決してありません。

我慢すべき痛みは、『小学生でも我慢できるレベルの痛み』までと考えてください。

 

歯列矯正において、痛いから歯が動くわけではありません。

 

歯が動く時に移動する歯の周りで色んな反応が生じて歯が移動します。 

その時に、痛みを起こす物質もできてしまい、 矯正治療中に痛みが出る原因となります。

 

ですから歯が動く時にある程度の痛みが生じることは仕方がありません。

それでは、加える力が強ければ歯もたくさん動くのか?と言われるとそうではありません。 

 

逆に 矯正力が強すぎると、歯の周りの血管が圧迫され過ぎて、肝心の歯が動く反応がスムーズに進まなくなってしまうのです。痛いけれど、歯は動かない、なんとも切ない状況ですね。

 

 

大人の矯正は時間がかかるのですか?

 

そのような話をよく耳にしますが、個人的にはそのようなことを意識したことは一切ありません。

かえって、大人の方が 矯正治療に対する意識が高く、協力度も高いことが多いので、スムーズに進むことが多いように思います。

 

 

矯正治療中の食事はどうなるの?

 

初めて矯正装置を付けた日の晩御飯は、食べにくいけど食べれます。

 

でも次の日の朝ご飯は、人によってはパンを噛めないほど痛む方もおられます。 

帰る時に、次の日の朝ご飯用にヨーグルトやゼリーなど噛まなくても食べれるものを、必ず買って帰って準備してください。  

一度経験すれば、コレは食べれるとか、コレはこうしたら食べれるとかの判断がつきますが、朝は忙しいですから・・・。

食べると、矯正装置と歯との間に食べ物が詰まり、それも気になって余計に食べにくいと思います。物が詰まったままの状態でご飯を食べることに慣れるのに、大体1ヶ月ぐらいかかるようです。

 

普段の痛みがなくなっても、「食べると痛い」というのは続くことが多いです。

 

噛むことで矯正の力に+アルファで力が加わり、一時的に負担過重になるためです。これはもう慣れてもらうしかありません。

頑張って食べていると、必ず食べれるレパートリーが増えてきます。今、食べれなくても、そのうちに食べれるようになりますので、頑張ってください。

食べ物としては、「挽肉料理」「卵料理」「豆腐料理」の三つが、食材のメインとして割合として多くなるようですね。

但し、やわいので良い民が少なく食べられるのですが、装置と歯の間に妻いやすくなるという欠点もあります。

 

大きなものは食べにくいことが多いので、あらかじめ小さく調理しておき、上品に(?)食べられると良いようです。

(人によっては、矯正前とほとんど変わらずに、肉でも魚でも野菜でも何でも来い!という方もおられますが・・・)

 

あと、ガム、キャラメル、お餅などくっつきやすい物はできるだけ食べないように注意してください。 

矯正用の針金に引っかかって針金が飛び出してしまい頬っぺたや舌を傷つけたり、矯正装置にくっ付いたままになり不潔になったりする恐れがあります。

 

 

矯正をすると口内炎とか大変じゃないですか?

 

矯正治療を始めて最初の1ヶ月間ぐらいは、ちょっと大変だと思います。

 

人によっては、口内炎があちこちに出来た・・という人もいると思います。

しかし、矯正治療が終わるまで常に口内炎が出来ていた!という話を聞いたことは無いし、経験したこともありません。

 

口内炎じたいの原因がよく分かっておらず、色んな原因で生じると考えられています。

予防の大原則は、規則正しい生活と十分な睡眠、そして偏りの無い食事です。

 

口内炎が出来てしまったときは、よく嗽をしてお口の中をできるだけ清潔に保つようにしてください。

 

口内炎の部位につけるお薬は市販のお薬で『アフタッチ』というものがあります。

刺激を物理的に遮断した上でお薬が効きますので、普通の塗り薬よりも使い勝手が良いと思います。

 

 

矯正中は普通に日常生活を送れるのですか?

 

もちろんです。

 

矯正治療中、日常生活には何の制限もありません。

普段は特に痛みも無いはずですから、仕事も遊びも全力投球できます。

(調整をした後、2,3日ぐらいはちょっと歯が浮いた感じで集中力がちょっと落ちているかもしれません。)

余談ですが、合コンに行った、焼肉を食べた、旅行に行った、などという話は当たり前にあります。

 

結婚を控えている方であれば、必要なら式前に一時的に矯正装置を外すことも出来ます。  

また、結婚された方であれば、出産は大丈夫?と心配する人もいるでしょう。  

全く大丈夫です、何の心配も要りません。  

 

実際、矯正治療中に患者さんが出産を経験することはありますし、治療が終わるまでに2人産んだという人だっておられます。 

(その分、矯正治療に時間はややかかりますが・・・)

 

 

抜歯して出来た空隙はそのままですか?

 

そのままにして、矯正治療を始める方が多いようです。

 

しかし、仕事上の要求を含めて空隙を目立たなくしたいという場合は、審美ダミーという人工歯を隣の歯にくっつけて、空隙を目立たなくすることが可能です。

 

 

矯正治療に際しては、この人工歯を歯の移動距離の分だけあらかじめ少しづつ削りながら、矯正治療を進めていきます。

 

抜歯するというと不思議なことに、多くの方が前歯が抜けた様子を考えて、小学生で歯の生え変わりで前歯が無い状態の子供の笑い顔を想像するようです。

 

実際に通常の矯正治療で抜歯をされる部位は、犬歯の奥の前から数えて4番目の歯であることが多く、正面からはあまり見えない所です。        

 

 

矯正治療中に気を付けることは何ですか?

 

「 歯磨きを頑張ること 」 と 「 指示を守ること 」 の2点です。

 

矯正治療中の歯磨き

 

矯正治療中は常識的にも分かりますが、汚れが非常に付きやすくなっています。  

ですから、矯正治療中の歯磨きは仕事だと思って頑張らなくてはいけません。

 

食事でもおやつでも食べたら必ず直ぐに磨くこと!

 

ニコッと笑ったら、ネギが見えてました・・・では、格好が悪くて仕方ありません。

また、今までよりもじっくりと時間をかけて磨かないと、矯正装置で凸凹している分だけ汚れが取れません。

 

歯磨きしたぐらいで矯正装置が外れることはありませんので、安心して歯ブラシを矯正装置やその周囲に当てて頑張って磨いてください。

この時に、 歯ブラシの毛先を突っ込むようにして磨かないと、汚れが取れないので、歯ブラシの毛先が直ぐに開いてしまいます。そうなるともうきちんと 磨けなくなってしまいます。

 

ですから、歯ブラシの毛先が開いたら、もったいないと思わずに、直ぐに新しい歯ブラシに交換してください。

 

あと、口臭などが心配であれば、デンタルリンスを適時に併用するともっと良いでしょう。
どうしてもできない、磨いた気がしなくて心配、ということであれば、私たちに相談してください。別にお時間をいただいて、実際にあなたのお口の中で歯ブラシを当てて、アドバイスさせてもらいます。 

(あまりにも磨けてなければ、逆に私たちの方から、歯磨きをアドバイスする時間を欲しい、と申し出るかもしれません。)

 

特にお勧めの歯ブラシというものはありません。 

あえて言うなら、大き過ぎずコンパクトな歯ブラシ(proxydent#1611とかgum211など)を毛先が開いたら小まめに交換する、ということでしょうか。  

水流で洗い流す器具なども、人によっては良いでしょう。

 

矯正治療中は指示を守る

 

矯正治療中は治療のステップによっては、あなた自身による協力を必要とすることがあります。

 

例えば、矯正専用のゴムを矯正装置に引っ掛けてくれ!とか、この装置を夜だけ使ってくれ!などです。こういう時は、この指示に協力してくれることを前提にして、フォースシステムを組みます。

 

ですからあなた自身による協力がないと、 本来得られる成果を手にすることができません。

矯正治療を早く終わらせる大事なポイントなので、是非ともご協力をお願いしたいものです。

 

 

矯正治療をすると顎関節症が治りますか?

 

「噛み合せと顎関節症」の項を見てもらえれば分かりますが、噛み合せは様々な要素の一つであり、それだけにより発症したり、病状が左右されるわけではありません。

 

今の時点で顎関節症になっているのであれば、先ずそれを治すことが大事です。

矯正治療をする前の噛み合わせがそれなりに落ち着いていることが大切です。

矯正歯科治療をすることで、条件は良くなるでしょうが、それと今ある顎関節症が治るは別物です。もしかすると治るまたは改善するかもしれません。

 

しかし、それを全面に期待されて治療を受けられても何の保障も出来ません。
一方、今の見た目の噛み合わせが悪いのに機能的に問題がない場合、矯正治療をすることで、安定した噛み合わせを作ることが出来ます。

そうすることで噛みあわせ由来の疾患になるリスクを減らすことになるのです。

そういうこともあるかもしれません・・、というレベルです。

 

矯正歯科 治療をすると、確かに噛み合わせは良くなります。

しかし、頭痛や顎関節症は噛み合わせが悪いだけで発症するものではありません。

 

現在、顎関節症は複合原因説が言われており、噛み合わせは多くの原因の中の一つに過ぎません。

 

頭痛にしても、顎関節症の一症状として出るものもあれば、神経性で出るもの、血管性で出るものもあり、その他にも多くの原因が考えられます。  

ただ、 矯正 治療をして歯並び・噛み合わせが良くなり、結果として頭痛がなくなったり軽減したりする人は結構多いようです。

顎関節症になっていれば、まずスプリント治療などで治すことが先決です。

 

 

矯正治療中や矯正治療後に歯石取りは必要ですか?

 

大事なことは、矯正歯科治療をする段階で歯周病や歯肉炎があってはいけない! ということです。 

 

歯肉に強い炎症が存在する状況下で矯正治療を行うと、歯を支える骨が必要以上に吸収してしまう恐れがあります

 

嫌ですね・・!

ここ1年間ほど歯石取りをしていなければ、最初に是非歯石取りを行ってください。

もしも歯磨きが苦手な部分があれば、キチンと歯磨きを教わり苦手を少しでも克服してください。 

もしも立派な歯周病があれば、キチンと治してから矯正治療を受けてください。 

(当クリニックでも、歯周病があったために先ず2ヶ月ほど歯周病の治療を行ってから矯正治療に入る方が何人もおられます。)

 

矯正治療中はお口の状況に応じて、クリーニングを行ったり歯磨き指導を行ったりすることもあります。 

もちろん、あなたの方からお口のクリーニングをして欲しいと申し出ていただいてもok!です。

一所懸命に歯磨きを頑張ってはいても、お口の中にブラケットのような異物がドンドンと付いている訳ですから、どうしても歯垢が溜まってしまい歯肉がやや腫れてくる所が残ります。 

 

特に裏側に矯正装置を付けた見えない矯正の場合ですね。

 

矯正治療後にブラケットなどを外せば非常に磨きやすくなります。 

その段階で1週間から2週間ほど自分で歯磨きを頑張ってもらえれば、やや腫れていた歯肉はかなり引き締まります。 その後にあらためて専門的な歯石取りを行うことをお勧めします。 

 

綺麗になった歯を守るためにも!

 

 

矯正治療をする時に親知らずは抜歯するのですか?

 

きちんと生えていて役に立てる状態であれば、無理に抜歯する必要は無いと思います。

でも、斜めに生えて半分以上歯肉の中に埋まっていたり、奥に完全に埋まっていたりする場合は別です。

 

このような場合には、親知らずが奥から前方に押してきて、せっかくきれいに並んだ歯並びが不必要に後戻りをして乱れてしまう元になりやすいと考えられています。

 

親知らずが無いから悪くならないなどと言う簡単な物ではありませんが、親知らずがあることで悪くなるリスクが高まることだけは確実です。

 

私としては、減らせるリスクは減らしたい、と考えています。 

ですからコントロールできる危険因子として、矯正治療中の親知らずの抜歯をお勧めしています。

歯科医が言うのもなんですが、噛み合わせに参加していない親知らずであれば、抜歯した方が良いと思います。

 

埋まっている親知らずは時に腫れと痛みを起こすことがあるので・・、という一般論は置いといて、後方から歯並び全体を押して、せっかくきれいになった歯並びを乱す恐れがあります。 

 

親知らずが無いから乱れることが無い、とかいう単純なものではありませんが、リスクを減らすという観点から、 矯正 治療中に抜歯してしまうことをお勧めします。

 

 

矯正治療をすると小顔になるって、本当ですか?

 

嘘みたいですが、本当です! 

 

矯正治療が始まると、最初のうちは食事がしづらくて実際に体重が減少してしまう方もおられます。

しかし、しばらくして矯正装置などに慣れてしまうと、体重の減少は止まります。 

 

ところが、その後も引き続いて、周囲からは『痩せたね』という言葉が投げかけられるようなんです。 

 

例え体重が変化していなくても・・・。 

 

モデルをしている患者さんの話によると、(体重は変わらなくても)口元から含めて顔の感じが小顔になってしまうので、痩せた!というように見られるようです。

 

小顔になるということが、ある特定の人だけに起きて、かつ、理由がキチンと説明できるなら、もっと大々的に言うのですが・・・。 

 

でも、全員ではないけれどほとんど多くの患者さんたちから、そういう話を聞くのも事実です。ちょっと期待しても良いと思います。。。

 

 

裏側からする矯正は時間がかかって遅いのですか?

 

矯正治療にかかる時間は、表側でも、裏側でも基本的に差がありません。

 

それよりも、反応の個人差の方がその治療期間に大きな影響を及ぼすと思います。

 

裏側からの矯正治療法が開発された当初は、確かに時間がかかったようです。 

でもいまや、テクニック的にも洗練されてきたし、各種の新しい材料の出現により、表側でも裏側でもその治療期間には基本的は差がありません。

ただ、矯正の調節の際に、表側の矯正と較べるとやや時間がかかる傾向があります。

 

 

舌側矯正(裏側矯正)は治療に時間がかかる・・・、と聞きましたが?

 

トータルとしての矯正治療が終わるまでの時間(治療期間)に関しては、今までと同じです。

舌側矯正裏側矯正見えない矯正 )であっても、従来の表側の矯正であっても、歯が動くスピードは同じです。だいたい1ヶ月に1mmというところでしょうか。

 

ブラケットやワイヤーが歯列の内側に付いているために、1回1回の治療の時間は従来の表側の矯正法よりもかかることがあります。

確かに、 舌側矯正裏側矯正見えない矯正 )が生まれた初期の頃は、メカニクス的な制限により治療期間も長くなっていました。 

 

しかし、現在はテクニックの向上&矯正用材料(ワイヤーなど)の機械的性質の向上により、 舌側矯正裏側矯正見えない矯正 )のメカニクスにほとんど制限されること無く矯正治療を進めることが出来るようになっています。

 

 

舌側矯正(裏側矯正)は舌が当たって痛い・・・、と聞きましたが?

 

痛いというよりも、不思議な違和感だと思います。 

 

舌側矯正裏側矯正見えない矯正 )では、矯正装置ブラケットが歯の裏側に付くために、必然的に舌と当たります。

 

上下とも奥歯の矯正装置(ブラケットやチューブ)が、食事の時も、話す時も、つばを飲み込んでも、とにかくいつでも擦れます。

基本的には慣れの問題で、だいたい1ヶ月間ほどで気にならなくなります。

ただ、人によっては奥歯の矯正装置の一部がどうしても舌に当たって痛い!ということも稀にはあります。

 

その場合でも、どうしても当たる部分を軟性プラスティックで覆ってしまえば、直ぐに大丈夫になります。

 

 

舌側矯正(裏側矯正)はしゃべり難い!って本当ですか?

 

本当です。

 

ただし、最初の1ヶ月間を過ぎれば、もうほとんど大丈夫です。

声質がやや舌足らずになっているし、本人的には話し難いし、人と話しても通じているのだろうか? という疑問を持つ方もいると思います。

 

でも絶対に大丈夫、話はきちんと伝わっています。

知らない人では、この人はこういう話し方をするんだ、とその時は思われるだけです。

 

経験上も、マン ツー マン の一対一で話して、何を言っているか分からない!ということはありません。しかし、電話で話す場合にのみ、声がやや舌足らずになっている関係で、『サ行』、『ラ行』、『タ行』を中心に、やや聞き取りづらいことが起きることはあります。

大事なことは発声練習です。

自分の声を耳で聞く、そのことによって体はフィードバックをかけて、発音を徐々に元の状態へ戻していきます。

 

聞く人に聞き取りづらい言葉や、本人として話しにくい言葉を、発声練習することは、発音障害を起こしている期間を短縮します。カラオケで歌いまくる♪ というのもとても良い作戦だと思います。

 

社会人が仕事をする上で、話すということはとても大切なことです。

舌側矯正裏側矯正見えない矯正 )を始めたことで、きちんと話せなくなって仕事を辞めたなんていう話は、1回も聞いたことがありません。

歯の裏側に矯正装置が付きますので、話したりする時に舌が当たり、慣れるまでは約1回月間ほどかかります。 

この間、違和感はもちろん、 発音障害が出てきます。 舌足らずな声になると言えば分かりやすいでしょう。

 

1対1で話をしていて、あなたが何を言っているのか分からないなどと いうことは絶対にありません。きちんと相手に伝わっています。  

 

しかし、声質にもよりますが、電話などでは相手にとってやや聞き取りづらくなる傾向があります。時としては、もう1回言ってもらっていいですか?ということもあるかもしれません。

 

この状態を早くもとの状態に回復させるには、 発声訓練をするしかありません。 

特に聞き取りづらい言葉や言い回しを繰り返し練習してください。  

一所懸命にカラオケで歌うというのも効果があります。

 

自分の声を自分の耳で聞くと、必ずフィードバックして、元の声に戻るよう体が自然と修正して行くのです。

 

 

舌側矯正(裏側矯正)でも食事は普通にできるのですか?

 

もちろん普通に出来ます。

ただし、最初の1ヶ月間はちょっと慣れるのにかかります。

食べる度に、どうしても 矯正 装置などと自分の歯の間に物が詰まって、物が詰まったその状態でご飯を食べ続けなければいけないのです。

それに慣れて、かつあまり詰まらなくなってくるのにだいたい1ヶ月間ほどかかるのです。

また、最初のうちは前歯しか当たらず奥歯が噛んでいないこともよくあります。

きちんと噛まないと食べれないものは難しいでしょう。

できるだけ小さくカットして、軟らかい物が食事の中心になるでしょう。

 

しかし、いずれにせよ時間の問題で奥歯も噛めるようになり、ほぼ普通に食べれるようになります。

特に食べたらダメだとか食べにくい物というものはありませんが、水菜とか春菊とかの繊維系の野菜は、矯正装置にグルグルに巻きついてしまい、食べにくいし、取り除くのにちょっと手間がかかる、ということはあるようです。 

下の前歯が、上の前歯の裏側の矯正装置に最初に突き当たるため、奥歯がスカッと全然当たっていません、という状態がよく起きます。

 

これは、バイトプレーン効果と呼ばれる裏側矯正見えない矯正)に特有の現象です。  

 

半年もしないうちに、気が付いたら奥歯がきちんと噛むようになっていますので全く心配は要りません。  安心してください。

 

 

舌側矯正(裏側矯正)でも歯磨きをきちんとできるのですか?

 

人にも見えないけれど、自分にも見えないのですから、当然の疑問だと思いますが、安心してください。

 

もちろん、磨くことが出来ます。

実際に患者さんたちを診ても、皆さん実にキレイに歯磨きしています。

ただし、前歯の根元だけはブラケットがどうしても邪魔になるようで、やや歯肉炎を起こしてしまうことが多いようです。

 

それでも、歯列の内側は常に唾液にさらされているので、虫歯になることはまずありません。 (実際、1回も経験ありません。)

見えないものを想像しながら、時間をかけて、丁寧に磨いて、確実に問題無いレベルに歯磨きをキープできます。

合わせてプラスアルファーの薬効を期待して、デンタルリンスなどの併用をお勧めします。

当たり前ですが、得て不得手はありますから、磨けてないようであれば歯磨き始動&お口のクリーニングの時間を、矯正歯科治療とは別に頂くことはあると思います。

裏側の方が見えない分だけ歯磨きがし難いでしょう。 

表側の場合は鏡で見ることができますが、裏側に付けた場合は人からも見えませんが自分でも見えません。  

 

歯磨きはより念入りに頑張る必要があります。

実際見てる限りでは、皆さんよく頑張って磨かれています。 安心してください。

 

 

矯正用のインプラントを植えるのは痛くないですか?

 

ハッキリ言います。  

 

全然痛くないです!

 

歯肉の上から骨に直径1mm程度の穴を、長さにして10mmほど開けるだけで、外科的な侵襲は非常に小さいものです。

 

ですから手術の時間も短時間(麻酔の待ち時間を含めて15分程度)で済み、経験者の言葉を借りれば「あっという間」で、痛みも無く、「大変と思って構えていたのに、これでは拍子抜けです」という次第です。 

 

 

普通に歯磨きをしても良いのですか?

 

他の矯正装置と同様にしっかりと磨いてください。

 

しっかりと磨かないと、歯肉の上に顔を出しているインプラントの周りに歯垢が溜まって、炎症を起こし歯肉炎を起こし、かえって痛みなどを起こしやすくなってしまいます。  

 

普通の硬さの歯ブラシで丁寧に磨いて、できればデンタルリンスなどでうがいをしてください。

 

 

矯正用インプラントの手術後に、何か注意することがありますか?

 

矯正用のインプラントを植えた所だけで噛んだりしないようにしてください。

 

矯正用のインプラントは骨に食い込んでいるだけなので、そこだけで噛まれると、インプラントを揺れ動かす力が働いてしまい、矯正用のインプラントが脱離して失敗の原因になることがあります。

 

もし、片方だけにインプラントを植えたのであれば、反対側で噛むよう意識してください。

左右の両側に植えた場合は、可及的に小さくカットして、軟らかくした状態の食事にするよう心掛けてください。 (出来る範囲で・・) 

 

 

部分矯正なのに、どうしても左右の奥歯まで矯正装置を付けないとダメなのですか?

 

付けないとダメです!

 

矯正における力の加え方と歯の動きには、必ず作用&反作用があります。  

ですから、動かしたい歯に対して、出来るだけ多くの動かさない歯を用意して固定源とします。

 

その固定源から矯正力を加えて、動かしたい歯を動かしたい方向へ動かす、という治療の進め方をします。

動かしたい歯とその周囲にだけブラケットを付けて矯正しても、お互いが動いてしまい、きちんと治らないのです。

多くの場合、 部分矯正 で動かしたい歯は前歯の方にあります。  

そこで、左右の奥歯までブラケットを付けることで、左右の奥歯を固定源として動かない存在にするのです。  

そうすると、動かしたい前歯を(一応)思い通りに動かしたい所へ動かせるようになるわけですね。

 

 

部分矯正でも、裏側の矯正ができますか?

 

もちろん出来ます!

 

しかし、条件があります。  

上の前歯の裏側にブラケットを付けた時に奥歯がしっかりと噛み合っている、ということです。

それは、裏側矯正では歯の裏側に矯正装置が付くという特性上、多くの場合で、前歯だけが噛み合って奥歯が浮いてしまうからです。

 

上下に矯正装置を付けて全体の矯正を進める場合では、半年もしないうちに、奥歯が自然と噛み合うようになるので、全く心配は要りません。しかし、上の歯の裏側だけにブラケットを付けて奥歯が浮いてしまった場合、同じように奥歯が自然と噛み合うようになるか? と聞かれたら・・・・・・。

 

どうなるか、分からないのです。私の知っている範囲ではそんなことをやった人がいませんので・・・。

 

ですから、 部分矯正で裏側にブラケットを付けて治すことが出来る為には、上の前歯の裏側にブラケットを付けた時に奥歯がきちんと噛み合っている人だけ、なのです。

 

噛み合わせが深い人では、裏側矯正で 部分矯正というのは出来ないと考えてください。

 

 

部分矯正で後の噛み合わせは大丈夫ですか?

 

もちろん理想的には、上下にブラケットを付けて全体の矯正歯科治療をするに越したことはありません。

 

しかし、噛み合わせが悪い今の時点からの矯正を考えているのですよね。  

 

部分矯正治療をして、歯並びがきれいになることにより、少なくとも今の時点より噛み合わせが良くなることはあっても、悪くなることは無いでしょう。  

悪くても現状維持であろうと考えます。

噛み合わせが悪いと・・・、何ていう話をたまに耳にします。  

現在、いわゆる顎関節症など噛みあわせ由来の症状は、複合原因であり、噛み合わせだけとかの単独の原因で発症するのではない、と考えられています。

 

 

クイック矯正の治療に要するトータルの治療期間はどのぐらいですか?

 

抜歯が必要ないケースでは、早ければ2ヶ月ぐらいでしょう。

抜歯が必要なケースでは、4ヶ月ぐらいでしょう。

 

歯列矯正のコラボレーションが必要なケースでは、3~6ヶ月でしょう。

通常は、クイック矯正治療の初期の段階で仮歯に変わりますので、その時点で歯並びはキレイになっています。

 

治療期間を左右するステップは、仮歯の修正を行う段階です。  

このステップが1回で終わる人もいれば、3回、4回と繰り返してイメージを固める人もおられます。

 

抜歯を伴う場合は、抜歯した後の傷口が固まるのに2~3ヶ月かかりますので、この間に仮歯の修正を同時進行で済ませておきます。

 

歯列矯正を伴う場合は、矯正治療自体に1~4ヶ月はかかります。 

(目指す仮のゴールにより様々です)

参考までに記すと、型採りをしてセラミック・クラウンが完成するのには、途中のチェック経て3~4週間かかります。

 

 

右上の1本だけが捩れて気になるのに「左右の2本を削る」と言われました。ナゼ?

 

見た目をより審美的にするために、歯の大きさや形、並びを左右対称にしてバランスを整えるためです。

 

歯が捩れてるという事は、その歯の部分は歯の並ぶスペースが狭くなっています。  

この状態で、もし右上の歯だけを削ってセラミック・クラウンをセットすると、左上と較べて歯の幅の狭いさし歯ができて、左右対称ではなくなります。  

 

そうすると見た目的にちょっとおかしなことになってしまいます。  

そこで、左上の歯も削って、左右で歯の大きさや形を揃えます。  

 

そうすると、左右対称になりバランスが取れるようになります。
更に言うと、もしかしたら状況によっては、捩れた歯を抜歯して、前歯4本分の範囲を処置してクイック矯正をした方が・・・、ということだってあるかもしれません。  

 

削りすぎるのはもったいないし、削り足らなくて治療の結果に満足できないというのも困ります。

カウンセリングの段階で、よく説明を聞いて、確認されることが大事です。

 

 

合わせて歯も白くしたいのですが、出来ますか?

 

もちろん出来ます。

 

ただし、クイック矯正で扱った歯だけを白くしても綺麗にはなりません。  

そこだけ白かったら、お口全体の中で浮き上がってしまい、見た目的にとても不自然になってしまいます。

 

歯を白くしたいのであれば、ホームホワイトニングなどで笑ったり、話したりして見える範囲の歯を全て白くしておくことが大事です。

 

そして、その白さから連続するようにして自然な感じで白い歯になるようにします。