上だけ、下だけの部分矯正も可能!

 

患者さんのニーズに答える部分矯正治療

 

「歯全体の治療をする時間も予算もない…気になる部分だけ治したい!」

よくある希望です。可能な限り、その希望に対応したいと考えています。

しかし、矯正治療は上下の噛み合わせが関係しますので原則として上下とも矯正治療をするのが基本です。

しかし、歯並びの状況によっては、「上だけ」「下だけ」、という部分矯正を出来ることもあります。

ただ、片側だけの治療では当然ながら限界もあります。上下とも普通に矯正をしたのと同じ結果を得られるわけではありません。

 

部分矯正でキレイな歯並びにした実際例

 

上の前歯が凸凹になってる!
(20代 女性)

 

矯正治療

トータルで10ヶ月間という短い治療期間で終了しました。

かかった治療費は、合計で39万9千円です。

審美上の歯の裏側に見えない矯正装置を付けて治療開始。
(上の奥歯を2本抜歯)。

上の前歯が出ている!

(20代 女性)

 

矯正治療

トータルで1年間という短い治療期間で終了しました。

かかった治療費は、合計で26万8000円です。

審美上の歯の表側矯正だけで部分矯正を開始。
(上の奥歯だけ計2本抜歯)。

前歯が反対に噛んでいる!

 

矯正治療

トータルで5ヶ月間という短い治療期間で終了しました。

かかった治療費は、合計で36万500円です。

審美上の歯の見えない裏側矯正だけで部分矯正を開始。
(非抜歯です)。

 

部分矯正でよくある勘違い

 

部分矯正という言葉で、多くの方が勘違いしていることがあります。

例えば「前歯だけを治したい!」だから「矯正装置を前歯だけに付けて治して欲しい!」
というものです。

実はコレ、ダメなんです。

治したい所だけに装置を付けても治すことはできません。八重歯を治したいからといって、八重歯にだけ装置を付けても動かしようがないですよね。

原則として、部分矯正の場合でも、矯正装置は上の歯なら上の歯全部に付けます

 

動かさない所に装置を付けることによって、初めて、動かしたい所に矯正の力を的確に伝えることが出来るのです。

また、歯並びや噛み合わせの状況によっては、上下の全体矯正をしないと治せない、ということもあります。

 

矯正の費用は安くなるの?

 

部分矯正の場合、調節料の総額の上限は10万円です。

基本料が表側ですれば21万円、裏側ですれば31万5千円ですから・・・・・

矯正装置を表側ですれば合計31万円、裏側ですれば合計41万5千円あれば、

部分矯正で歯並びの悩みを短期間(半年から1年程度)で解消できる!というわけです。

 

部分的に治療して安心なの?

 

部分矯正は矯正治療の王道から言えば邪道なことかもしれません。

しかし、歯並びが悪い状態を少しでも改善して精神的なコンプレックスを解消することは、悪い歯並びのまま放置して気に病んでいる状態でいることよりも良いことである!と私は考えています。

噛み合わせにしても、現状より良くなることはあっても悪くなることはありません。
(必要な場合は患者さんときちんと打ち合せをして、噛み合わせの調整を行うこともあります。)

部分矯正を行う理由は、あくまでも「 現状よりも良い状態になっていただきたい 」「 少しでもコンプレックスから解消されてほしい 」という願いのもとであり、「 部分的に治すのだから適当でいい 」ということでは決してないのです。

ご安心ください。

 

 

補足

とくに部分矯正後の噛み合わせについては心配される方も多いと思います。
では、健康な噛み合わせとは? 正しい噛み合わせとは何でしょう。

現在も議論が続き難しいところではあります。

ただ以前のように 『 いわゆる噛み合わせが悪い = 顎関節症で色々と悪くなる 』という単純な図式でなくなっていることは確かです。

(現在、顎関節症は噛み合わせを含めた多くの原因が積み重なって発症するという複合原因説が世界共通の理解です。)

 

そんななかで、あえて公約数的に健康な噛み合わせを定義するといえば、「安定してスムーズな顎の動きができる上下の顎の接触滑走具合」とでも言えるでしょうか。

形態的に見た目の綺麗な噛み合わせというようなものではないのです。

当然ですが、上下全体の矯正治療が出来ればそれに越したことはありません。

ただ「費用」というハードルが立ちふさがる場合に部分的にでも改善することは、審美性向上という精神的意味でも、歯並びの環境としても、噛み合わせという機能としても、悪いままで放置しているよりはずっと良いことではないでしょうか!?

 

それゆえに、矯正の王道を踏み外してでも部分矯正というものを認めるのです。

 

矯正器具は?

 

部分矯正とはいえ、1本の歯を動かせばいいというわけではありません。

歯と歯の位置を調整しあうという矯正治療の原理原則は全体矯正とまったく同じです。

 

そのためブラケットは上の歯全部に取り付けることになりますが、全体矯正と同じで装置は表側でも裏側でも治療が可能です。

ただし、歯並びの状態によって上だけの治療で済む場合もあれば、上下の治療が必要になる場合もあります。また、裏側からの治療を望まれても前歯の咬み合わせによっては困難なこともあります。

 

ケース・バイ・ケースですので、詳しくはカウンセリングにて説明します。