「矯正」

白いワイヤー

月曜日, 2月 12th, 2018

矯正の技術を語る場合、ブラケット(矯正装置)のことに話題が行きがちですが、矯正用のワイヤーもとても進化しています。
先に症例を示した温度依存性ワイヤーも、その一つです。

例えば、歯の表に付けても目立たない針金として白いワイヤーが登場しました。
構想としてはかなり以前、私が九大の矯正科に入局した頃ですから、25年以上前からありました。
当初は普通のワイヤーを全面的にビニールのような樹脂で覆っていましたが、この被膜が厚かったんです。
そのため、ワイヤーのサイズが「10」とすれば、白い皮膜が「4」あるので、実質的に「6」のサイズのワイヤーでしかなかったり・・・
白い被膜の樹脂の存在により摩擦が大きく増えて、歯が動きづらくなったり・・・
と、とても使いにくいワイヤーでした。

そこに近年になって登場したのが、
「外側だけ白くコーティングして、ブラケットに接する部分はメタルのまま!」というものや、
 白いワイヤー
「0.001インチの厚みのロジウムコーティングというとても薄くて、実質的に皮膜の厚みを無視できる!」というものです。
 白いワイヤー

矯正治療に用いる銀色のワイヤーと同じものが全てある訳ではありませんが、通常の範囲内ではまず不自由しなくなりました。
もちろん、その治療効果も両者に差はありません。

矯正治療が始まって1年。どこまで変わる?

土曜日, 2月 10th, 2018

「前歯のガタガタと、笑って出っ歯に見えるのが気になる・・・」
という主訴で来院されたR.Kさんです。
ガタガタの歯並びの矯正前 ガタガタの歯並びの矯正前
幸い口元はそんなに出てるとかではなかったので、
ガタガタの歯並びの矯正前
上下左右1本ずつ(計4本)を抜歯して、ハーフリンガルホワイト・タイプで矯正治療を始めました。
ハーフリンガルホワイトタイプで矯正治療 ハーフリンガルホワイトタイプで矯正治療

ちょっと遠方の佐賀から通院してもらっていますが、今のところ特に不都合が生じることもなく、治療は順調に進んでいます。
では1年で、どのくらい治療が進むものでしょうか?
ガタガタの歯並びを矯正治療して1年経過 ガタガタの歯並びを矯正治療して1年経過

今は、上下の噛み合わせの点数アップを考えながら、下の歯に残る隙間をなくすように動かしている途中です。
もう半年もあれば、矯正治療が終わるのではないだろうか、と予想しています。

矯正に必要な力

土曜日, 2月 3rd, 2018

「矯正って、じっとしてる歯を強い力で押して、動かすのですよね!?」
と思っている方が多いと思います。

そういうとき、相手の手を出してもらい、指で軽~く押してみせ、
「このぐらいの力でも歯は動くのですよ!」
と伝えると、たいていの方がびっくりされます。

考えてもみてください。
矯正治療で歯が動くためには、歯の周りでいろんな反応が起きなくてはいけません。
ちなみに、手を指で強く押すと、白っぽくなり貧血を起こしたことが分かると思います。 毛細血管がつぶれている状態ですよね。

そして、Schwartz先生という有名な先生の研究で、
「体の毛細血管の圧力は20~26gm/㎠で、このぐらいの力を歯の周囲組織に加えると、歯を移動させるぐらいの生化学的変化が誘発される」
という報告があります。
これを平均的な前歯の大きさに換算すると、10~13gmになります。 たった10グラムで、歯が動き出すのです!

分かりやすく書くなら、
血管がつぶれてしまった状態では、歯が動く反応に必要な物質が血管から供給されないから、歯が動く反応が起きない・・・
血管がつぶれない程度の力で歯を押せば、必要な物質が供給されるから、歯が動く。。。
ということです。

もちろん、10グラムでは動くスピードが遅すぎるので、実際の治療では装置とワイヤなどとの摩擦も考慮して、100グラム程度の力にはなります。
多くの方がイメージしている、5キログラム、10キログラムという大きな力でエイッと押すわけではないのです。
そんな力では、歯は動かなくなってしまいます。

裏側矯正って力が強いから痛いのですか?

木曜日, 2月 1st, 2018

先日のカウンセリングにて、
「裏側矯正は、強い力でしないといけないから、痛いよ!」
と、他院にて言われたけれど・・・
という心配を抱えた方が相談に訪れました。

結論から言って、決してそんなことはありません。
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裏側矯正でも、表側の矯正でも、歯を動かすのに必要な力(矯正力)は同じです。
加えられた力が同じであれば、歯の移動に伴う周囲組織の反応も一緒です。 当然、痛みについても一緒です。

ただ、裏側矯正の場合、歯並びの内側にブラケット(矯正装置)が付くので、ブラケット間の距離が短くなります。 その結果、表側矯正時と同じ強さのワイヤーを入れると、2,3倍の強さになるとも言われています。
(だから、表側矯正と同じ感覚で矯正用のワイヤーを選ぶと、否応なく痛くなるとも言えます・・・)
強い矯正力を加えたから歯が動くわけではありませんので、裏側矯正を施術する場合、ワイヤーの選択をよく考えなければいけないのですね。

幸いなことに1970年代のステンレススチールワイヤーぐらいしかなかった時代と違い、ニッケルチタン、カッパーナイタイ、ベータチタン、など色々な素材をベースとした適切な強度と弾力性を持つ様々な矯正用のワイヤーがあります。
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これらを上手く活用することで、表側矯正と遜色のない矯正力を選ぶことが出来るのです。

セルフライゲーションブラケット&温度依存性ワイヤの威力

木曜日, 12月 28th, 2017

私たち矯正治療に携わる者として、普通の銀色のワイヤーが一番取り扱いやすく、治療の選択肢が多いワイヤーです。
例えば、この温度依存性ワイヤー。 歯並びのガタガタを治す効果が高く、とても有用なんです。

この方、事情があって上だけ先に始めて、下の方は3か月後に始めることになりました。
その結果がコレです。

治療開始前は。。。
 温度依存性ワイヤーの威力 温度依存性ワイヤーの威力 

3カ月後です。 上の歯の歯並びに注目!!
 温度依存性ワイヤーの威力 温度依存性ワイヤーの威力
*忙しくてなかなか来院できず、下の歯には本日装置を付けたばっかりです。

早く、温度依存性ワイヤーの白いモノが発売されることを願うばかりです。

マウスピース矯正を考える

金曜日, 12月 15th, 2017

マウスピース矯正、楽で良さそうですよね。
いろんなものがあります。 インヴィザライン、アソアライナー、トルースマイル、などなど。
ちょっとした凸凹をきれいにしたいと思うとき、マウスピース矯正なら、目立たないし、各々の歯に矯正装置を付けなくても済むし、、、と考える方は多いです。
(治療費は7,80万円ぐらいかかることが多いようですが。。。それではうちの目立たない矯正治療の費用と変わらない。。。)

当クリニックでも「アソアライナー」を採用していますが、
マウスピース矯正のひとつ、アソアライナー
実際例としてはほとんどありません。
なぜでしょう?

それは、マウスピースを使うのに飽きてきて、だんだん使わなくなる人が多いからです。
実際、「過去に3年ぐらいしてたけど変わらないから・・・」と相談に来られる人を何人も経験しています。

例えば、T.Yさんのケースですが、
マウスピース矯正前 マウスピース矯正前
アレルギーの問題や、日常生活上の問題で、通常のブラケット(矯正装置)を用いた矯正が出来なかったので、マウスピース矯正を選択しました。
そして、半年後です・・・
マウスピース矯正後 マウスピース矯正後
前歯のズレが、ちょっと良くなっています、と思うのですが。。。

一方、目立たない裏側矯正だったら、
この状態から、
セルフライゲーションブラケットで矯正治療
3カ月後には。。。
セルフライゲーションブラケットで矯正治療 裏側矯正のセルフライゲーションブラケット

目立たない矯正の方が、マウスピース矯正よりも確実に早く治り、治療費はあまり変わりません。 もちろん適応症に限界はありません。
一方、マウスピース矯正の適応症は軽い歯のガタガタに限られます。 使い始めて半年から1年以内ぐらいで治すことが出来る程度のものということです。 

決してマウスピース矯正を否定するわけではありません。
色々とメリットもありますからね。

ただ、始める前に理解しなければいけないことがあります。
まず、自分がしっかりとした気持ちをもって、出来るだけ長い時間、マウスピースを使うことを心がけてください。
(ハッキリ言って、持っているだけでは治りません)
そして、通常の矯正よりも時間がかかることも分かってください。

嫌だった出っ歯が矯正で治りました♪

火曜日, 9月 29th, 2015

出ている上の前歯(出っ歯)を引込めたい!
と、相談に来られたのはR.Sさんです。
出っ歯(上顎前突)の矯正前 出っ歯(上顎前突)の矯正前

出っ歯(上顎前突)の矯正前 出っ歯(上顎前突)の矯正前

真横から見ると
出っ歯(上顎前突)の矯正前
かなり上の前歯が出ていることが分かります。
下の歯並びにも若干のガタガタはありますが、軽度の状態です。

今回、上の奥歯を2本(左右の奥歯を1本ずつ)抜歯して、下は非抜歯で治療を進めることにしました。
装置は、マルチブラケットシステム(上の歯は裏側のリンガル、下の歯は表側に白いブラケット&白いワイヤーというハーフリンガル・ホワイトtype)で矯正治療を開始しました。
上は裏側、下は白い装置&白い針金

上は裏側、下は白い装置&白い針金

治療においては、特に問題なく進み、あっと言う間に月日は過ぎ・・・
出っ歯(上顎前突)の矯正後 出っ歯(上顎前突)の矯正後

出っ歯(上顎前突)の矯正後 出っ歯(上顎前突)の矯正後
と、上の前歯はキレイに引っ込んでくれました。

口元がどう変化したかというと、
【矯正前】                 【矯正後】
出っ歯(上顎前突)の矯正前の口元   出っ歯(上顎前突)の矯正後の口元
となり、上の唇がやや引っ込んだように思われますが、あれだけ引っ込んだ割に、唇(口元)の変化はさほど大きくありません。
・・・この辺りが矯正における変化の予想の難しいところです・・・

今回の矯正治療において、
 治療期間は、1年4カ月間
 治療費は、約86万円

です。

R.Sさん、これからもご家庭で、職場で、口元を気にせずに今のとても良い笑顔で頑張って下さい。

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矯正したら、八重歯が跡形もありません!

木曜日, 7月 30th, 2015

上下の前歯のガタガタ(特に右上の八重歯)を綺麗に治したい!」
と、相談に来られたのはO.Aさんです。
前歯のガタガタ(八重歯)の矯正前

前歯のガタガタ(八重歯)の矯正前 前歯のガタガタ(八重歯)の矯正前

全体に軽度のガタガタ(叢生)があり、特に右上の八重歯は飛び出ているような状態でした。
この方の口元を見ると、
【矯正前の口元】
前歯のガタガタ(八重歯)の矯正前の口元
と、特に出ているような感じもなく、現状でも十分に良いバランスでした。
通常通りに抜歯をして積極的に前歯を奥へ引っ込めて行っては、かえってバランスを崩しそうです。
すなわち、口元が引っ込みすぎてしまうことが懸念されました。
そのため、口元に大きな変動が出ないような作戦が望まれます。

幸い、右上以外のガタガタはとても経度だので、
治療プランとしては、右上の奥歯の1本だけを抜歯。
そして、あとは、歯と歯の間を少しずつ削るディスキングにより、歯を動かすスペースを作り出す
ことにしました。

装置は、マルチブラケットシステム(上下とも歯の表側に白い装置&銀色の針金というスタンダードtype)で矯正治療を開始しました。
白い装置と普通の銀の針金というスタンダードタイプ

矯正を開始して1年ほどで、デコボコな状態は解消されてたのですが、
きれいになれば、「もっときれいに!」と欲が出るのが人の常です。。。

その後、いろいろと細かい調整処置を行い、点数アップに励み、
「これなら!」とお許しも出たところで、治療を終わりにしました。
前歯のガタガタ(八重歯)の矯正後

前歯のガタガタ(八重歯)の矯正後 前歯のガタガタ(八重歯)の矯正後

心配していた口元も、
     【矯正後の口元】
前歯のガタガタ(八重歯)の矯正後の口元
特に問題なく、最初のバランスの取れた状態をキープしています。

八重歯が無くなれば、笑顔だって、評価急上昇です。
前歯のガタガタ(八重歯)の矯正後の笑顔

今回の矯正治療に要した、
治療期間は、1年8ヶ月間
治療費は、約63万円

です。

O.Aさん、送り出してくれた旦那さんに感謝ですね。
出産後も、素晴らしい笑顔でご家族を幸せにしてください!

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出っ歯もガタガタの歯並びも矯正でバッチリきれいになりました♪

木曜日, 7月 23rd, 2015

上の前歯が出ていて、ガタガタしているのを、引込めてきれいにしたい!」
と、相談に来られたのは、H.Nさんです。
出っ歯でガタガタしている前歯の矯正前

出っ歯でガタガタしている前歯の矯正前 出っ歯でガタガタしている前歯の矯正前

出っ歯でガタガタしている前歯の矯正前 出っ歯でガタガタしている前歯の矯正前

上の前歯が出てて、ガタガタしています。 奥歯を見ると、90度捻じれて生えている歯もあります。
下の歯は、そこそこ並んでいます。
とりあえず、上の奥歯を2本(左右1本ずつ)抜歯して、下は非抜歯で進めてみるプランで始めました。
(できるだけ小さい犠牲できれいになれるなら、その方が良いので。。。)
装置は、マルチブラケットシステム(上の歯は裏側にリンガルタイプ、下の歯は表側に白い装置&銀色の針金、というハーフリンガルtype)で矯正治療を開始しました。
ハーフリンガル ハーフリンガル

しかし、数か月後に、「もう少し犠牲を払っても上の前歯をよりたくさん引込めたい!」という希望があり、下の奥歯も2本抜歯して、矯正治療を続行しました。

今回の治療には、恥ずかしながらちょっと手間取りました。
遠慮して最初に抜歯をお願いしなかった上の親知らずが邪魔をしたり、下の歯が予定よりもずいぶん動いたり、90度捻じれた奥歯が手間取ったり・・・などなど、いろいろあって・・・
気が付いたら3年オーバーでした・・・
でも、とてもきれいな歯並びと、感じの良い引き締まった口元になってもらえたと思います。
出っ歯でガタガタの前歯の矯正後

出っ歯でガタガタの前歯の矯正後 出っ歯でガタガタの前歯の矯正後

出っ歯でガタガタの前歯の矯正後 出っ歯でガタガタの前歯の矯正後

皆さんが気になる口元も見てみましょう。
【矯正前】               【矯正後】
出っ歯でガタガタの前歯の矯正前の口元  出っ歯でガタガタの前歯の矯正後の口元
もう少し斜めから比較すると
【矯正前】                 【矯正後】
出っ歯でガタガタの前歯の矯正前の口元  出っ歯でガタガタの前歯の矯正後の口元

笑っても、
出っ歯でガタガタの前歯の矯正後の笑顔(スマイルラインがきれい)
きれいにスマイルラインが出ています。

今回の矯正治療に要した
 治療期間は、3年6か月間
 治療費は、約78万円

です。
(当クリニックでは、治療費の総額に上限を設けています。
 治療が長引いても、どれだけかかるのだろう?という心配は無用です。)

H.Nさん、予定よりも治療が長引いてしまい、申し訳なかったです。
でも、治療はばっちりですので、キレイな歯並びと、とても感じの良い口元になったと思います。
留学先でも、自信をもって笑顔で頑張って下さい。

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出っ歯とガミースマイルが矯正治療で治りました♪

土曜日, 6月 20th, 2015

上の前歯が出ているのを引込めたい!
そして、笑うと見え過ぎる歯肉も見えないようにしたい!

と、長崎から相談に来られたのは、S.Sさんです。
上顎前突(出っ歯)の矯正前 上顎前突(出っ歯)の矯正前

上顎前突(出っ歯)の矯正前 上顎前突(出っ歯)の矯正前

幸い、下の歯の歯並びに問題はありませんでした。
そこで、上の歯だけ2本(左右の奥歯を1本ずつ)を抜歯して治療を始めることにしました。
装置は、マルチブラケットシステム(上の歯は裏側に裏側矯正&下の歯は白いブラケット&白いワイヤーのハーフリンガル・ホワイトtype)で、矯正治療を開始することにしました。
ハーフリンガル・ホワイト ハーフリンガル・ホワイト

ハーフリンガル・ホワイト

上の前歯がある程度きれいに並んだ時点で、矯正用インプラントを用いてガミースマイルの改善を図ることにしました。
ガミースマイル治療前

上の前歯を歯肉ごと上に押し込んで(圧下と言います)、
ガミースマイルの治療後

矯正用インプラントは、顎の骨に埋め込まれているので、その位置が変化しません。
写真を見ると、インプラントと前歯の距離が、矯正により短くなっていることが分かると思います。

などという治療を経て、月日は過ぎ、歯列矯正が終わりました。
上顎前突(出っ歯)の矯正後 上顎前突(出っ歯)の矯正後

上顎前突(出っ歯)の矯正後 上顎前突(出っ歯)の矯正後

口元の変化も、
【矯正前】                   【矯正後】
矯正前の口元   矯正後の口元
と、治療により口元の突出感が小さくなったように思います。

今回の矯正治療に要した、
 治療期間は、1年10カ月間
 治療費は、約88万円

です。

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