白いワイヤー

矯正の技術を語る場合、ブラケット(矯正装置)のことに話題が行きがちですが、矯正用のワイヤーもとても進化しています。
先に症例を示した温度依存性ワイヤーも、その一つです。

例えば、歯の表に付けても目立たない針金として白いワイヤーが登場しました。
構想としてはかなり以前、私が九大の矯正科に入局した頃ですから、25年以上前からありました。
当初は普通のワイヤーを全面的にビニールのような樹脂で覆っていましたが、この被膜が厚かったんです。
そのため、ワイヤーのサイズが「10」とすれば、白い皮膜が「4」あるので、実質的に「6」のサイズのワイヤーでしかなかったり・・・
白い被膜の樹脂の存在により摩擦が大きく増えて、歯が動きづらくなったり・・・
と、とても使いにくいワイヤーでした。

そこに近年になって登場したのが、
「外側だけ白くコーティングして、ブラケットに接する部分はメタルのまま!」というものや、
 白いワイヤー
「0.001インチの厚みのロジウムコーティングというとても薄くて、実質的に皮膜の厚みを無視できる!」というものです。
 白いワイヤー

矯正治療に用いる銀色のワイヤーと同じものが全てある訳ではありませんが、通常の範囲内ではまず不自由しなくなりました。
もちろん、その治療効果も両者に差はありません。

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